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この世には天然真珠か人工真珠の二種類しか在りません。
人工真珠である養殖真珠を世界に誇る日本で、一般に本真珠と言えば天然ものであるとの誤解を与える名称でパールの販売が行われていますが、養殖真珠は人工物です。天然の真珠は今も変わらず高級品で、偶然の産物である天然真珠は、ダイバーが海に潜って採って来るしかありませんでした。
大振りな天然真珠のネックレスとなるとアンティークの時代でも相当の価値があり、現在のニューヨークのティファニー本店は、天然真珠のネックレスと引き換えに購入されています(数十年前の話ですが、本店には天然真珠がディスプレイされているとのことでした)。
また、真珠はかつて王侯貴族のためのジュエリーでした。その昔ザクセン(かつてドイツ内にあった王国で、ヴィクトリア女王の配偶者の家の本家としても知られ、イタリアのヴェッティン家を祖とする欧州でも古い家柄の王国)では、勅状で王侯貴族以外が真珠を身に着けることを禁止していました。
有名なエピソードでも、ナポリ・両シチリア王国王女でオーストリアの大公妃となったマリア・イマクラータ王女は、夫のカール・サルヴァトール大公から子供が生まれる度に大珠の天然真珠を贈られ、ミュージカルでも知られるエリーザベト皇妃から、パール・ディガー(現代でも拝金主義者はゴールド・ディガーと呼ばれます…)と揶揄されていたという(ハプスブルク家らしく子沢山のカップルでした)逸話が残っています。
前世紀初頭くらいまでは、欧州では殆どの王家で王族同士以外は対等な婚姻とは認められなかったため、殆どの各家成員が王族同士でしか結婚していなかったために姻戚関係は複雑ですが、大公妃はエリーザベトの夫であるオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフの三弟、カール・ルートヴィヒ大公妃のマリア・アヌンツィアータ王女の妹に当たり、エリーザベトの三女・マリア・ヴァレリー大公女の夫であるフランツ・サルヴァトール大公の母です。
さらに、大公妃の腹違いの兄であるナポリ国王の妃・バイエルン公女マリア・ソフィーはエリーザベトの妹ですので、何重にも繋がっていました。エリーザベト姉妹とも比較的仲は悪くなかったようで、姉妹共にマリー王妃とは幼少期から、大人になっても一緒に撮影した写真が残っています。
また、エリーザベトは各国の美女の写真を収めた美人手帖のようなものを作っていたのですが、そこにも写真が納められている女性です。
このネックレスがつくられたヴィクトリア時代の頃に、王侯貴族が天然真珠を身に着けた写真は数多くあるのですが、大公妃のジュエリーでダイアモンド以外に目立つものは恐らくパリュール(ティアラ、コーム、イヤリング、ネックレス、ブローチ、ブレスレット二点、リング等々の一揃いのセット)のジェットのティアラとネックレスで、ザクセンのハンガリー系の分家出身のクロティルデ大公妃(夫のヨーゼフ大公はハプスブルク家の中でも名門((モデナ公爵のエステ家、トスカーナ大公家、テシェン公爵家等々他国の君主家系の家長もいて、クロティルデ大公妃の兄嫁は別のザクセン家傍系のベルギー王女ルイーズで、その母の王妃がヨーゼフ大公の姉、ルイーズ王女の妹は大公妃が名付け親になったオーストリア皇太子妃シュテファニーでした))のハンガリー副王の家系で、由来するヨーゼフ大公ダイヤモンドという有名なジュエリーが近年オークションに出ました。クロティルデ大公妃の妹アメリー王女はエリーザベト皇妃の末弟の妃)もジェットのジュエリーを身に着けた写真が残っています。
ジェットはドレスとのマッチングや、そのデザイン(樹脂製で軽いため、大振りのデザインがよく用いられた)の美しさが白黒やセピアカラーの古写真でも十分伝わるのですが、パールは全く伝わらないように感じます。デザインは素晴らしくても、その内包する輝きが写らないので、恐らく養殖でも同じです。
当時は、このような天然真珠のネックレスを16インチの長さに仕立て、両親が娘の16歳の誕生日(デビュッタントで身に着けたりする)にプレゼントとして贈ったりもしていました。
現代においても、海外では伝来品のほか、購入したアンティーク品をウェディングのギフトに花嫁に贈ったりする方もおられます。
そのものがサムシングオールド、このネックレスはちょうどサファイアがサムシングブルーにもなるので、ギフトにも最適です。
現代でも天然真珠は数が限られていることから、近年は成長著しい中国でその人気が高まっています。
最近のニュースでは、珍しいパープルカラーの真珠が、確かニューヨークのレストランだったと思いますが、サーブされた料理の中からお客さんの食事中に発見され、オークションに出されて市場最高額で落札されています。
代理人による落札で、依頼人は日本人の方だったそうです。
養殖大国だからこそ天然の珍しさもより一層感じられるのかも知れません。
そんな歴史の中の天然真珠ですが、実物を見ていますと、金属的な鋭い虹色光沢が深いところから力強く放たれ、その周りがポワッとオーラのようなヴェール様の独特な輝きに包まれています。何かに浮かぶ珠を見ているような不思議さがあります。
天然真珠は、養殖真珠にある核がない(混入した異物の周りすべてが真珠層)ため、真珠の中も、ほとんどが真珠そのものです。
そのため、輝きにも深みがあり、珠の周りが光を放つように、ふわっと優しい光に包まれているようにも見えます。
天女の衣とか、妖精の翅ですとか?、そんなものがあったらこんな感じ?と思わせるような質感です。
照りとも言いますが、艶も違います。
深みがあり、大変美しいものです。
このような照り、艶といった輝きを持ち、ホワイトの色調(わずかにグレーを帯びたものも含む)と、鑑定書にある通りラウンドとボタンのみ、バロックなし)を揃え、かつグラデーションに仕立てているものは、天然真珠のネックレスの中でもより高価です。
天然真珠のネックレスの色味と言うと、カラーパールのゴールドのようなイエローがかった黄みの強いクリームがほとんどです。
天然真珠だからコクのある色味というわけではなく、今日真珠としてイメージする淀みのないホワイトカラーで、かつサイズをグラデーションに揃えることがとても難しいのです。
手にしてみてこれは白いなと思っても、比較するとホワイト系でもグレーに寄ってしまっているものだったりします。
養殖真珠で一般的なものはホワイトパールですが、それらはすべて、調色という名の染色を施してあの輝くような白さを出しています。
このネックレスは、その稀少ななホワイトカラーでグラデーションに揃え、なおかつ天然真珠の中でも強い照りと艶、輝きを持っています。
画像は無加工です。
曇天時の室内で撮影し、色味を飛ばすような光を一切当てていません。その状態でこの輝きと白さです。
クラスプもまた大変美しく、そして珍しいものです。
このネックレスは遅くとも1900年頃までにつくられたものですが、こちらのボトルクラスプというタイプの筒型のクラスプ製の天然真珠のネックレスもあまり見られなくなってきています。
また、ボトルクラスプの外側に外れ防止の留め金が付いていますが、これがあるものはさらに少ないです。
これがないために、後付けでパールの隙間に落下防止チェーンを付けているものがあります。
ジョージアンの天然真珠などの古い真珠のネックレスにチェーンはなく、留め具付近も金属が直接真珠に触れるように出来ていません。
同じネックレスでもタイプが違いますが、細工物のオリジナルのシードパールは馬の毛で編まれており(その手間のために後代の模造・複製品はないとされています)、その台座(裏張り)は革製で、金属自体が使われていません。
このネックレスも、オリジナルの写真にある状態では、コイル状の銀線で絹糸を保護し、コイル(フレンチワイヤー)の先の真珠に触れる部分には、糸を丸めて接着剤で固めた真珠と同じサイズの接着剤と糸の丸玉が作られていました(あまり美しいものではありません。糸替え後はノットが入っています)。
天然真珠のネックレス自体が、残っているものはこちらのネックレスより後の時代のアールデコ期につくられたものがほとんどで、クラスプの型もそれに沿って、スライドさせるだけの平たいフィッシュフックという、釣り針型に引っ掛ける部分がデザインされたものが多いです(クラスプは後代の方が実用的には優れたものが多いので、引っ掛けられる方がしっかり留まります)。
古いタイプのボトルクラスプは、アール・デコ期のような細かい模様で飾り立てるのではなく、ごくシンプルな細いボトル型に数点の大きめの宝石飾りなので、パールネックレスを引き立てながらも、クラスプそのものがアンティークのリングのような宝石使いで、シンプルながら大変豪華です。
フィッシュクラスプの時代に増えてくるようにデザイン性を持たせ、各方向に丸みを帯びさせてこんもりとさせたり、そこにメレをたくさん盛り付けたりとあまり装飾製があると、人工真珠のように大きさを求められない天然真珠の邪魔をしてしまいます。
細いネックレスには横長のデザインが自然にマッチします。
そして、クラスプの金属は、1900年頃のホワイトゴールドの使い方の特徴の一つでもある、イエローゴールド台に宝石の部分のみホワイトゴールドを用いたもの。
宝石の輝きを引き立たせる金属の使い方です。
少し前の時代だったり、同時代でも少し品質の劣る品では、この部分はまだ前時代と同じく銀製で、すべてホワイトゴールドになるのは少し後の1920年頃からです。
留め具の中央には、シュガーローフと呼ばれる、ごろっとした形のアンティーク特有の高さのあるカボションカットの非加熱処理のサファイアが置かれています。
中宝研の鑑定書には『通常、加熱処理されています』との一文が英文で入っていますが、これは鑑定で加熱の痕跡が見られなかった場合に入れられる文言で、鑑定で加熱の痕跡が見られた場合には『加熱処理されています』とだけ入ります。
加熱処理の痕跡が見られなかった場合のみ、加熱・非加熱処理の詳細な鑑定へ進む選択肢が出来ますが、非破壊検査ではありません。
こちらは鑑定(実施した数種類の検査が鑑定書に記載されています)の第一段階の結果で加熱の痕跡が見られず(元々アンティーク品であり、糸とその処理も古いもので、金具のつくりからも共にオリジナルと推定されること、宝石類はアンティークに見られるカットで、覆輪で留めてあるサファイアの台座に修復跡がないことから、こちらもすべてオリジナルと推定される)、また、加熱処理自体が一般化するのが1950年頃ですので、非加熱処理のサファイアであると推定出来ます。
このサファイアがまた珍しいもので、キャッツアイ効果やムーンストーンのアデュラレッセンスのように、光を受けた時に内部で光が動きます。
線状の光が短かったり、二重になったり、球状だったりするためにキャッツ・アイとしては認められませんが、プールズ・オブ・ライトと呼ばれる効果を持つ、内部で動く光を目で見て楽しめる石です。
スターサファイアと異なり、サファイアのキャッツ・アイは非常に稀です。
このような、非加熱でありながら深く、それでいて暗さに沈まない素晴らしい色味、ベルベットのようなコーンフラワー・ブルーの出ている高品質のサファイアで、なおかつ効果のあるものは、アンティークでもほとんど見られません。
アンティーク品には加熱処理石がないため、スターサファイアは殆どがごく淡い色調に偏っています。
光の動き方としては、短いキャッツ・アイ、ムーンストーンのアデュラレッセンスです。
脇石はローズカットのダイアモンドで、高い透明度の平面部分がキラキラ輝きます。
みずみずしくかつ硬質なダイアモンドの輝きと、深みのある色合いのなめらかなサファイアカボションの異なる質感のコンビネーションが素晴らしいです。
こういう石の配置の凝り方もなかなか現代ものには見つけづらいと思います。
先述した通り、台座表面の金属の使い方もその時代の最先端を行くもので、サファイアを覆う壁のような枠の覆輪は、金色の華やかなコンビネーション、ダイアモンドの周りのみを石が大きく見えるよう、またその冷たい美しさが映えるようにホワイトゴールドの台を用いています。
サイドも抜かりなくアール・ヌーヴォー様式の有機的な葉っぱ模様を彫金で施した金色で、どこから見ても美しいネックレスです。
アンティークでは、蔦は永遠の愛を象徴するモチーフとして、エンゲージリングや喪用のモーニングジュエリーの意匠にも用いられます。
クラスプも欠損や大きな傷なく、前述の通り二重でロックがあり、すべてしっかり動き、留まります。
台座は金製で品位は14金、585の刻印があります。
天然真珠、留金はすべて当時のオリジナルですが、コイルの部分、鑑定書の写真にあるものですが、そちらは変色して伸び、強度も弱まっていて劣化が激しかったため、新しい銀製のコイルに替えてあります。
同じく写真の段階でも糸までオリジナルですが、黒ずんで変色していたため、業者による糸替えをコイルと共に行っておりますので、天然真珠であること、糸を通す穴も非常に小さく、よって強度はあっても糸も極細になっていること等を考慮されたうえ、繊細なものとして丁寧に扱って頂ければ問題なく着用出来ます。
オリジナルでは、留金付近の一部のみノット(真珠の間に作る結び目。これによって糸切れの際の真珠のバラけりを防ぐ。留め具付近がやはり切れやすいので、珠が小さいこともあり、美観的にも実用的にもこの状態がベストです)があり、その形状をそのまま踏襲しています。
ちなみに、この小ささですと、糸替えを行える業者がほとんどありません。
アンティーク品全般に言えることではありますが、特に高額品の場合には、アンティーク品専門で、事前に現物の写真撮影をした上で品物を預かり修理を行う信頼と実績のある業者でないとアンティーク品の扱いは困難です。
◆サイズ
ネックレス 全長 40.50 cm
真珠 1.49 mm ~ 3.3 mm
各国を代表する鑑定機関の鑑定書が付属します。
・天然海水真珠であることの鑑定書
(DSEF・ドイツ、1969年創業)
・天然サファイアと天然ダイアモンドであることの鑑定書
(CGL・中央宝石研究所、1970年創業)
何かありましたらご質問下さい。