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HGUC1/144 ゼータガンダム(全塗装完成品)

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HGUCゼータガンダムです

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※撮影のためアクションベース使用

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搭載艦コード表記はアーガマ「AG」

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ハイパーメガランチャー

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ウェイブライダー形態

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外装にパネル形状のパーツ追加工作あり

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フライングアーマーはホワイト面を追加

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ビームサーベルはグラデ塗装

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足の裏がみえる画像

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付属品一式です

製品：バンダイ HGUCシリーズ
サイズ： 1/144スケール
使用頻度：2024.05/20完成

HGUCゼータガンダムの二代目にあたるリヴァイブ版です。

極端なアレンジなしにカミーユ機のつもりで作成したものです。演出として自作水転写デカールでアーガマの搭載艦コード表記「AG(A.E.U.G AG ARGAMA)」を製作してあったのでこれを使用したくて作った次第です。

長身で構造が複雑なゼータですが外装においてはそこそこ平面が多く、情報量の上乗せをできる余地があるので、パネル部品の追加や塗装の複雑化などをおこなっています。

また銃器類の塗装利便性のためあとハメ工作も使用。可動の改善として肩の関節のPC関節化もおこないました。

キット構成への工作点

額のV字アンテナを先端鋭利化。ぜい肉フラッグを切り落とし、前面の上部と後面を削り込むお約束手法の削り込み。ゼータは中央部の×2の前後厚を削いでいくのが地獄(単なる苦労話です)

顔面部のアゴの先端の丸み潰しをする鋭利化。

肩関節の受け軸をPC関節化。このゼータガンダムは水星シリーズのように迷惑な完全キャップレス化などはされていませんが、張力スチロール材もフレーム用に割り切って使われているスタイルなため肩の連結(ボールジョイント)がキャップレス化されています。塗装するとギイギイきしむうえに胴体から生えているボール軸側の構造が脆弱なため肩の回転だけで関節がねじれていく感覚が。構造を理解している作った当人でなければ壊す可能性が高いので、安全なフィッティングを持たせるため肩のボールジョイント受けパーツをPC関節に変更してあります。パーツとしては1/144HGUC系で足首などに組み込まれることが多いものをわたしのキープ資材から使用。このゼータの肩パーツとして良好に合います。

各部に四角いパネル部品を装着することで造形を追加。コトブキヤMSGの角モールド(ランナーP124)を使用

1.コクピット面(レッド)

2.股間ブロック(ブルー)

3.腰フロントアーマー下部(ホワイト)

4.ヒザ装甲(ホワイト)

5.足首つま先(ホワイト)

脚のスネ(ブルー)の分割線を彫り直し。パーツの合わせ目をうまい具合に左右対称モールド線に見せてくれている箇所なのですが、パネル面の両脇のうち片方がパーツ分割線、もう一方が段差モールドなので、精度を上げて観察すると片側だけが掘られた深さは実際にはない手書きのラインなのがわかってしまいます。そういった見分けがつかないようにするバランスどりの小工作です。

ビームライフルの伸縮部を「あとハメ工作」。配色を細分化するうえで厄介な構造なので塗装をぜんぶ終えてから組み立てられるようにしました。工作要領としてはシンプルに内部の干渉部を切除。

メガランチャー伸縮部も「あとハメ工作」。パーツの接着合わせ目ラインが伸縮部にもぐりこむ位置にあるので塗装利便性のためにも必須です。銃身の後ろ半分にあたる側の連結先端を切り欠き、合わせ目処理・塗装を終えてから組み立てられるようにしています。組むには知恵の輪のようにコツがいる形状にしたので引っ張ったところでもう外せません。

メガランチャー上部のロッドセンサー部(シルバー)は塗装のため「あとハメ工作」。

メガランチャー後部に排熱ダクト形状追加。コトブキヤMSGの四角バーニアを使用

また、私のこれまでの出品作例にもあるようにメッキビーズ使用による細部ノズル追加工作とステンレス針を打ち込んでのピン打ちリベット追加工作もおこないました（彩り追加の工作）。

全体の基本的な製作は各部接着を経ての合わせ目処理＆パーティングライン処理・サーフェーサー・ガイアカラーによる塗装（つや消しコート含む）。ガンプラを完成製作させるスタンダードな工程でおこなっています。スミ入れはタミヤのエナメル塗料流し込み。色はグレーまたはブラウン系を使用しています。スミ入れ塗料が定着しにくい形状の部分などには0.05mmマーカーでのふき取り手法も使用しています。

塗装パターンはゼータガンダム純正カラーがベース。

配色パターンの変更も数か所あり

1.肩の上面にホワイトライン(モールド化されたパーツ境界部)

2.ブラック化を上腕部前面パネル/腰サイドアーマーのサーベル収納部/脚部側面の四角パネル

3.背面のフライングアーマーにホワイトのパネル面を追加(エンブレム類の使用箇所)

4.大腿部の外装(ホワイト)を前後パネルで明るさの異なるものどうしを組み合わせ

5.ビームライフル類の銃口&エネパック部をホワイト化。銃身上部にゴールドorシルバー化。

そのほか肩側面や脚部などにあるイエローのバーニア系統はノズル底部の造形をフレーム色(ガンメタル)化する配色細分化。

銃器類は銃身・外装・グリップとでツートーン化するなど配色細分化。前述にもある銃口ホワイト化はカトキメカっぽく見せたい私の趣味。

ロングテールスタビライザーのノズル内径&足裏のツメ部はスターブライトプラスでゴールド仕上げ。

フレームや関節類の塗装にはグレーではなく調色したガンメタルを使用。純色シアンを混ぜてのブルー寄りのガンメタル。

ヒジやヒザ関節のインナーフレームや股の関節はパールゴールド。これらメタル系は外装部と違いクリアー表現です。

以下、カラーガイド(※比率の%は曖昧な感覚的数値です)

ホワイト部ホワイト90% ウルトラブルー5% ミディアムブルー5% シャドー部にはミディアムブルーでさらに暗くしたものを使用

ブルー部コバルトブルー70% ウルトラブルー30 シャドー部にはブラックで暗くしたものを使用

レッド部スカーレット60% ブライトレッド40% シャドー部にはミディアムブルーで濁らせたものを使用

イエロー部オレンジイエロー80% ピュアオレンジ20%

ブラック部ブラック80% ホワイト20%

関節などのガンメタル部シルバー60% 純色シアン20% ブラック20%

ゴールド部スターブライトプラス100%

ビームサーベル発生部ホワイト100%→全体蛍光ピンク100%→先端蛍光ブルーを混ぜて暗くのグラデーションパターン

細部に使用した市販品デカールは主にハイキューパーツ製。RBコーションデカールを主体に使用。ホワイト面にはレッドもしくはグレー系とのツートーンの書体を使用、レッドやブルーの面にはホワイトの書体を使用するパターンです。

ピン打ちリベット工作をおこなった箇所には絶版品のNCデカール(使いづらいほどの極小表記)を使用。

バンダイ製水転写デカールも若干使用あり

1.右肩にエゥーゴのエンブレム

2.シールド面にはエゥーゴ所属表記「A.E.U.G」のエンブレム/機体形式「MSZ-006」

3.可変機お約束の「VMsAWrs」表記。 ヴァリアブル・モビル・スーツ・アンド・ウェイブ・ライダー・システムの略式デザイン。腰フロントアーマー左側/左脚側面に使用

外装表面の各部にある幾何学模様(ホワイト)はGMラインデカールとホビージャパンデカール

小面積の四角い細部表記にベルテクスデカールを使用。

そのほか一部でクラウドデカールも導入して細部表記に使用してあります。

自作品の水転写デカールも数種を使用。クリアデカールにレーザープリンターで印刷したもので水ににじむ心配なく使用できるものです。定着にはかなり強めな軟化剤(10秒もつけるとデカールが溶解するスーパーハードタイプ)を使用。

1. 母艦であるアーガマの搭載艦コード表記「AG(A.E.U.G AG ARGAMA)」(ブラック) 表記は公式資料から抜粋。ネェルアーガマやラーカイラム等の市販品デカールになぞらえたかたちにデザインしたものです。市販のバンダイ製水転写デカールにもありますがデザインが「AG」のみで前後の所属表記とスペル表記がありません。グリプス戦役は連邦軍の内戦であってティターンズと戦っているのだからここは必要なところじゃないのかという考察から独自にバージョンアップしたコード表記でございます(先に出品したマークツーのラーディッシュ版も同様です)。使用箇所は左肩前面/腰フロントアーマー右側/左脚側面/背面フライングアーマー右側

2.ナスカ地上絵ハミングバード(ブルーorブラック) 原型は市販品デカールに含まれていたものですがあまりに破れやすくて使いづらい製品だったので独自にテキスト表記などをリデザインして自作デカール化し使い勝手を改善したものです。使用箇所は腰フロントアーマー左側/右のスネ部側面/背面フライングアーマー左側

3.大腿部の細部表記(ブラック/ブルーのツートーン)。私のデカール使用パターンではお約束になっている、左右いずれかの大腿部前面に使用する文字密度の高いデカール部を、独自に描き起こしたもの。使用箇所は右の大腿部前面。

4.関節可動部警告表記BEWARE・CAUTION、ヒザの先端打突部警告表記、細部メッキビーズノズルのブラストノズル表記など諸々のお約束デザイン(歴代の自作デカールの累計)。製品版には無いデザインやカラーを使うため、前述したエンブレムのようなシンボル的なものだけでなく関節まわりの目立たせる警告表記などに多用しています。

機体各所にビーズ工作及びピン打ちによるメタル調細部ディテール工作もしてあります。色はゴールドメッキとシルバーメッキ。サイズは1.5mmと2mm。装着する箇所の配色別でゴールドとシルバーの使用選択をおこなっています。

ピン打ちリベット工作に使用しているのは有頭5号針(針の軸側0.6mm)です。針の太さとドリル開口穴のサイズをあわせ、接着なしにスナップフィットさせて固定しています

機体本体以外の付属品は

ビームライフル機体の変形に対応し銃身が伸縮式。グリップと装着ラッチが展開動します

ハイパーメガランチャー機体よりも長大な大型銃器。銃身が伸縮するほかグリップ×１と左右のフォアグリップ×２が展開可動

シールド伸縮機構は差し戻し構造。ウェイブライダー形態での機首になります。劇場版以降の新規デザインなためシールド裏(ブラック部)にグレネードランチャー×2を内蔵しています

グレネードランチャーの増加マガジン×２腕部に装備する追加弾倉。両腕ぶんありますがシールドとの併用はできません

ビームサーベル×２アニメ劇中、腰サイドのアーマーから取り出しているもの。MGではないので収納機能まではありません

手首バリエーションは武器保持用兼握り拳(左右) 計２個すべての用途をこれのみでまかなう仕様です

ランディングギア×３ゼータの機体用ではなくメガランチャー用のものです

ウェイブライダー形態のフレーム複雑極まるゼータの変形をこれに差し戻し式で組み直すことによりビギナーでもスタイリッシュにおこなえます

肩関節の受け軸×２この作例ではPC関節に変更したため使わずじまいになったパーツ。いちおうパールゴールドで塗装完成させてあります

ホイルシール(未使用)

組立説明書

以上です。

アニメでは華麗な変形ゆえに機体としてファンが多いＺガンダムですが、無茶苦茶難解な変形構造のために生存率の低いガンプラの代表格ですね。

この作例は差し替え変形仕様になったリヴァイブ版なのでガンプラのポージングに手慣れた者ならば無難に扱えるくらいのものになっていますが、それでもいまだ堅牢さよりカタチ優先なつくりをした製品であることは手にした瞬間わかるというもので。

劇中つよい活躍をしていようが店頭でこのガンプラが売れ残っている理由も察しがつきます。玄人も避けて通りたい道ということでしょう。

ビームをはじいたりサーベル巨大化したりジオを金縛りにしたりと論理を越えたクライマックスな展開がたまらない皆様にどうぞ

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